2026/04/16 16:17
記憶違いでないのなら。
ATOZが初めて洋服を披露して販売を開始したのは、2022年の5月。
難波の OVER THE OVER で、奇しくも皆楽が初めてイベントに参加するからと連絡を受けて遊びに行った先でのこと。
RÜCKWÄRTSがOPENするひと月と半分ほど前の頃で、いざセレクトショップを始めるというのに物事はなるようにしかならんからと、いつも通りにフワフワしてたところへの不意打ちに近い形で出会ったのがきっかけ。
OVER THE OVER の一番奥っちょのトコで若い男の子たち3人と画面越しに1人の4人組が、”カッコ良い服を、すごく楽しそうに自分たちが作ったんですと洋服を自慢してる”
そう、”洋服を売っている”ではなくて”洋服を自慢してる”混じりっ気のない様子を珈琲を片手にオモロいなぁと、慕わしい気持ちで眺めてたのをよく覚えているし、その感じは今も大差はなく継続されていることがとても嬉しい。
もちろん。
自分が袖を通す洋服になる前に、実現しなかったアイデアや試行錯誤は山のようにあるのだろうけども。
彼らの「永遠に愛せるもの」というコンセプトは、一目惚れのように直感性が高く、生地やディテールに対して、どうしてこの洋服にしたのかという思い入れが深く熱量が高い洋服を生み出してくれる。
そんな彼らも去年あたりから、少し雰囲気が変わってきたように思う。
デザイナーの吉岡氏曰く”大人になった”らしいが、それよりも「今までずっと曲を作っていて、そこに拙いかもしれないけども歌詞を載せていくようになった。」という、話がしっくりとくるように思う。
全てが愛くるしい赤ん坊が、人間性と知性を持って魅力的になっていくような。.
少し手探りで、こう周りの反応を確かめながら、楽しみながら。
そういうことなんだろうと思う。
3年くらい前、談団の打ち上げの時。
天然素材と経年変化が大好きな吉岡氏に「嶋岡さんは天然の綿と全く同じ経年変化をする化繊の服があったら好きですか?」という質問を投げられたことと、いつもながらのいけずな回答をしたことを覚えている。
その頃から、昨年の FAKE WOOL や割繊を経て、「フェイクとは何か」という問いは、本物たらしめる本質を分解していき、例えば好ましいと認識される要素の充分を満たしてしまえば、そこに本物以上の価値が乗ればどうだろうかという試みと。
ニセモノや贋作でも本物よりカッコ良ければ、なおカッコ良いという思いの丈があるのだろうか。
そこから外から見られる主体をどこに持ってくるかで、ぐるぐると回っているように思える。
もちろん、ブランドであり洋服であるのだから、そこはデザインであったりスタイリングや今のライフスタイルとの親和性というところが落とし所であるのだけど。
その試みの次の段階として今年は「襤褸、錆、それに苔」を軸に、素材のフェイクから経年変化のフェイクに移行した。
それも加工による経年の再現ではなく、織による柄としての経年変化を表現するあたり、素材や made in japan に重きを置く彼ららしい。
ATOZ が初めた新しい試みの洋服。
まだまだ手探りで愛し続けることができるモノを探る、いまの段階の全霊の好きを込めた洋服に袖を通し、その話を聞きにいらしてください。
お披露目は4月25日(土)と26日(日)の2日間、受注会を開催します。



襤褸と錆、それから苔
時間の経過によって生まれる現象を
時間の経過によって生まれる現象を
全く別のアプローチで作る試み
糸が痩せ、色が抜け、層が現れた表情
酸化によって瘡蓋のように変質した表情
それらをジャガードという手法で表現する
懐かしさに
今の僕が生きる日常を織り交ぜた洋服
ATOZ 2026 collection ”The Beginning“
NEW fabric ”BORO“,”SABI“,”KOKE“




加えて。
柿渋染のコートや新作のATOZシャツ、今季テーマの「初」をデザインした和紙プリントのTeeシャツの販売もあります。

04. 25 sat. & 26 sun.
12:00 - 19:00
ATOZの新作発売と26AWの受注会を開催、期間中は19時までの営業で両日デザイナーの吉岡氏が在店します。
12:00 - 19:00
ATOZの新作発売と26AWの受注会を開催、期間中は19時までの営業で両日デザイナーの吉岡氏が在店します。
経年変化を愛するデザイナーが選ぶ、新しいファブリックと洋服の魅力を堪能してください。
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RÜCKWÄRTS
営業. 12:00 - 18:00
定休日. 火曜日, 時々不定休
最寄駅
近鉄線. 針中野駅
谷町線. 駒川中野駅
〒546-0043
大阪府大阪市東住吉区駒川 5-17-1 #2

