2024/03/01 20:02

体験と経験の違いは。
体験は、実際に見たり聞いたりおこなうこと。
経験は、体験を通じて得た知識や技能のコトを言うらしい。
確かに。
体験チケットはあるが経験チケットは聞かないし、経験値のことを体験値とは言わない。
言葉通りに受け取れば。
センセーションな事柄に身を投じなくても、日常の事柄から十分に経験は得られると言うコトらしい。
経験と似たタイミングで発生するコトに感想があると思う。
単純なところで、好きか嫌いかとか。
もちろん。
合理が掠めるトコロもあるが、センシブルな領域なので理解には大いに共感を働かせる必要がある。
このように話を進めると、屁理屈のイタチっ屁のようであるが。
これはファッションの源泉の話である。
デザイナーは経験や感想を洋服という言語に置き換えて表現し、強制的にこちらの感性を揺さぶる。
そして、デザイナーが噴き上げた軌跡が琴線に触れ、袖を通すという体験と、格好良いという経験と感想を得た人が居るからこそ。
次はその人からとファッションが流れ始める、そういうコトだろう。










dyed h/n top ( col. purple, size. 1, 2 ) 39600yen with tax / barbell object


老舗の物流サービス会社のユニフォームから着想をえた洋服。
従業員数がイギリス軍とフランス軍を足したぐらいという知識が、脳を揺さぶる。
映像からは。
アレは黄色のベストだったが、そこに所属することはうらびれているが、言われるほどに悪くはなさそうな雰囲気をマクドーマンドと取り巻きの様子から感じた。
そうした現代的で日常的なワークウェアという認識と、物流という業態やモノやコトの流れへの興味がファッションとしてのカタチを得たのでは無いかなと思う。
だからデコラティブではなく、積み重ねた経験による魅力と似た雰囲気を洋服に纏わせる。
化繊よりも趣のある風合いと色味。
腰が入り、自立する襟。
うねった剥き出しのジップやコード。
それからシルエットとバランス。
もちろん着心地の良さも。
袖を通した時にハッキリと自覚するユニフォームとは違う、ファッションとして昇華された洋服である。




dyed h/n top ( col. dark navy, size. 1, 2 ) 39600yen with tax / barbell object


彷彿させるカラーイメージを、素材の質感でコントラストを穏やかで静かな印象にチェンジさせた  ”purple”  と、本来のアクティブな要素から具体的に落ち着いた印象へ舵を切った  “dark navy” の2色。
どちらを選んでも。
袖を通して。
何気ない日常に、良いなと思える経験と感想を約束できる洋服だ。

online store の扱いは本日から。
何か気になることなどありましたら、気軽にお尋ねください。
もちろん。
店頭でも、お待ちしています。

 

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