2024/02/23 00:00










Worker's sack jacket ( col.black, size.1 ) 72380yen with tax / PETTY


古き良きを彷彿させる。
ワークウェアにテーラーの息遣いを感じるディテールは19世紀末あたりのジャケットから。
絞りを入れないストンとした四角いジャケットに、丸みを持たせた縁や前に振った袖など小粋な印象の洋服です。

太番手のリネンとコットンで織ったヘリンボーンは、目が確りと詰まっているが膨らみがあり、柔らかく軽い着心地です。
土っぽさと上品さのバランスが程よい生地は、遠州で製織したPETTYのオリジナルの生地。
それを裏使いしているのも面白みを感じます。

素材感でコントラストが利く黒蝶貝の釦は、とても滑らかなフォルム。
透明感を確りと残しつつ艶は抑える加工が施してあり主張は程ほどで、ジャケットの印象を気持ち上品な方向へ整えます。
貝釦の産地、奈良の工場に依頼したPETTYのオリジナルの釦です。











Big tuck knickers ( col.black, size.1 ) 42680yen with tax / PETTY


Worker's sack jacket と、セットアップになるニッカボッカ。
Vノッチやシンチバック、気持ち低い位置につけられたベルトループなど、腰回りのフィット感を重視したディテール。
それとアジャストできる細い裾。
特徴は大きく膨らむシルエット。
とても深く採ったタックが動作によって広がり、その膨らみと脛で押さえるように括れるボリュームの落差が面白いパンツです。


この洋服のベースにある19世紀といえば。
素直な所で、ジュール・ヴェルヌやアーサー・コナン・ドイル、アーネスト・トンプソン・シートン。
それと、ローラ・インガルス・ワイルダー。
偏った所で、ヨハンナ・シュピリからエクトール・アンリ・マロまでの一連ですかね。
他にも色々とあるのだろうけども。
子供の頃に繰り返し触れた物語とその情景は、深く心象に残るもので。
四角いジャケットとベスト、丸ぼったい革靴を好むのはその辺りから。
そうした背景を彷彿とさせるクラシコな洋服ですが、セットアップで着た時にパンツのシルエットとボリュームのつけ方の違いで、いまのスタイリングに収まってくれます。
素材の柔らかさも現代の洋服らしいと言えるので、まずは素直に袖を通して欲しいです。
スタイルに応じて。
スエットやスニーカでアレンジし易いし、ハンチングキャップやニュースボーイバッグで印象を振り切っても嵌ってくれます。

そういえば。
最近というほどではないのだけれども、19世紀を舞台に。
ロバート・ホームズ・トムソンが束ねただけのチーフを首に巻いていたのも恰好よかった。
そうしたスタイリングが様になる洋服だし、そろそろ様になる年になってきたかなと思う。

ぜひ。
店頭で、お待ちしています。

 

event info

2024.02.25 sun.
12:00 - 18:00

出展

ATOZの新作パンツも2型入荷しています。
ぜひ、お誘いあわせて起こしください。

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RÜCKWÄRTS
営業. 12:00 - 18:00
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最寄駅
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